中高年の女性に多く見られる指の関節痛が、「バネ指」と言われるものです。
何年もの長い間にわたって、手指を使い過ぎたことで、指の屈筋腱に腱鞘炎が起きたことが原因です。
また、バネ指による関節痛には、体質も大きく関わっていると言われています。
親指に発症することが多いのですが、人差し指や中指に、バネ指による関節痛が起こる場合もあります。
指を曲げようとした時に、急にガクッと曲がり、指を伸ばそうとした時に、バネのようにビヨーンと伸びるのが特徴です。
さらに、指の付け根の痛みや、曲がったまま動かない運動障害などの症状が見られることもあります。
特に、睡眠中にバネ指になっていることが多く、起床時に関節痛の痛みに襲われることがあります。
この場合は、指を無理矢理伸ばさないことが大切ですから、自然に指が伸びるのを待つようにしましょう。
バネ指になっている時に、指を強く振ると、靭帯から結節が飛び出してしまうそうです。
飛び出した結節は、靭帯と腱鞘を押し広げて入り込み、その摩擦によって炎症が起きてしまいます。
その結果、指に強い関節痛が感じられるようになります。
このバネ指の関節痛の症状を改善するためには、まず、原因となっている作業や運動を止めることです。
そして、抗炎症剤を使用しながら、安静状態を保ちます。
指関節痛の症状によっては、ステロイドの注入や、手術によってを腱鞘を切開する場合もあります。
腱鞘を切開する手術療法は、短期間で確実に完治できるそうです。
長い間、バネ指が原因で関節痛に苦しんでいらっしゃる場合は、手術療法を検討なさった方が良いでしょう。
自分でできるバネ指の関節痛対策をご紹介しましょう。
睡眠中にバネ指が起きるのを予防するためには、テーピングを利用する方法があります。
指の甲の側に、テープを貼って、眠っている間に指が動かないように固定します。
日中の対策としては、結節が靭帯から飛び出さないように、指を強く振らないことが肝心です。
また、温湿布や患部のマッサージなどは、炎症を悪化させることもあるそうですから、注意が必要です。