微熱と関節痛

微熱や関節痛、疲労感、頭痛、喉の痛みなどの症状が現われる病気に、「慢性疲労症候群」があります。
慢性疲労症候群は、CFSと呼ばれることもあり、6ヶ月以上の長期にわたって、症状が続くものです。
原因がわからずに、強い疲労感を伴いますが、慢性疲労症候群の治療法は確定していないため、難病と考えられています。

慢性疲労症候群の最初の症状は、風邪と同じようなものです。
微熱があり、体がだるく、頭痛や関節痛、筋肉痛、咽頭痛などが見られます。
微熱は、腋窩温で37.2〜38.3℃、関節痛には発赤や腫れ、圧痛は現れませんが、移動性です。
また、リンパ節が腫れることもありますが、病院の検査では、体のどこにも異常が発見されないことがほとんどです。
さらに、精神的な症状として、思考力や集中力が低下し、抑うつ状態が現れることもあります。
このような病状は、自律神経失調症や更年期障害、うつ病、神経症と類似しています。

微熱と関節痛が現れる病気で、子供に多いのが「単純性股関節炎」です。
小学校に上がる前の幼児が、風邪をひいた直後に発症することが多いようです。
微熱が出ても、風邪のための微熱なのか、単純性股関節炎の症状としての微熱なのか、判断が難しいようです。
関節痛は、股関節や膝に現れますが、膝の痛みも、股関節から来ていることが大部分です。

股関節や膝の関節痛がひどくて、走ることはもちろん、歩くこともままならなくなることがあります。
歩きは、関節痛の痛みのために、まっすぐに歩を進められず、がに股歩きのようになります。
微熱だけではなく、関節痛と、それに伴う歩行困難などの異常が起こりますから、「悪い病気では?」と慌てふためく親御さんも見られます。
しかし、安静を保てば、10日前後で、微熱や関節痛も治まるのが普通です。
関節痛による後遺症もなく、元通りに、元気に遊べるようになりますから、特別な心配は要りません。


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